2010年10月1日金曜日

開店!


喫茶店を開店します。

いや、正確には、
ジャズ喫茶を始めます。

ちゃんと言います。笑

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」
というイベントをスタートします。


クラブ・シーンにおけるジャズは、
その発端には、DJによる新たなジャズの解釈が
関係しています。

すなはち、
ジャズ=聴くもの
という解釈を
ジャズ=踊るもの
という概念で捉えるということです。

そして、その概念を
DJたちは、クラブやパブといった場所で
選曲という行為を通じて披露していきました。

主にビバップやハードバップから
ダンサブルな要素を見出したのがPaul Murphyという人物。

そしてPaulが、
自身のレジデントの後釜に指名した人物がGilles Peterson。

Gillesは、
フュージョンやジャズ・ファンクといった
エレクトリック色を含む、70年代の音色にも着目していきました。

彼が、後にPatrick Forgeとともに手がけるイベント
「Talkin` Loud & Saying Something」では、
ソウルやディスコ、ブラジリアン…
などの多彩なサウンドが選曲されるようになります。

この、
ジャンルではジャズと呼ばれていなくとも、
そこにジャズの要素を抽出すればプレイしていく
というスタンスが
現在、クラブ・ジャズと言われている音楽スタイルを生み出すのに直結する
原初の行為なのです。

これらは、1980年代末期に
ロンドンで端を発したムーヴメントですが、
その後、ドイツをはじめとするヨーロッパの地域はもちろん、
アメリカや、ここ日本においても
広がりを見せていきます。

そして、
いまや、TSUTAYAにおいても、
いちジャンルとして分類されるほどに成熟/定着しています。

つまり、
ジャズで踊るというスタイルが
一般化したということです。


そんな状況を鑑みて、
あえて、逆の視座=リスニング志向なジャズという趣向で
クラブ・ジャズという世界を眺めてみようというイベントが、
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」
なのです。

お茶やコーヒーのお供となるような、
ゆったりと聴いていただけるサウンドを選曲しますので、
お仕事や学校終わりの、そのままのテンションでお越しください。

会場はカフェ、
時間は20時~、
そしてエントランス:フリー
ですので、
ホントお気軽に♪


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クラブ・ジャズ喫茶[モア]
2010.10.8 Fri. @MAMBO CAFE(http://www.shan-gri-la.jp/mambo/
20:00 - midnight
Entrance: free
DJ: 松本大輔 (More Project)

ジャズはもちろん、ソウル、ファンク、フュージョン、
さらにはブラジルやラテンの音源、
そしてハウスやブロークンビーツ、R&Bなどなど…
クラブ・ジャズというスタイルが持つ、幅広い音楽性にフォーカスします。

ソファー/チェアーに座って、
じっくりと味わえるサウンド=喫茶な楽曲をセレクト。
充実のドリンク&フードとともにまったりとお過ごしください。

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