2011年1月31日月曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol. 5」


今回は、

ヒップホップという角度からクラブ・ジャズを照射し、

クラブ・ジャズ喫茶における、

新たな側面を見いだしていきます。


題して…

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]プロデュース、

冬限定“ヒップホップ鍋”」。


ゲストDJには、

ヒップホップを基点/起点に、音楽を見つめ続けるDJ、

DJ TERECOさんをお招きします。


実は、TERECOさんと僕は、

先輩・後輩の仲なのです。


普段から接していると、わかるんです。

音楽はもちろん、グルメ、酒、サッカーといった、

好きなカルチャーにたいする造詣が、

果てしなく深い人物だということが。


フライヤーを制作するにあたり、

あらためて、その人物像に迫るべく、

いろいろとお話をお聞きしました。


そのなかで「選曲のモットーは?」と問うと、

ぼそっと、「“タイト”やなあ」。

と、照れておられましたが。。


最近、

何度もご自宅にお邪魔するなかで、

その真実/概念が浮かび上がってきました。


TERECOさんの部屋で、

そのDJを聴き、僕なりに“タイト”を咀嚼しますと、

“寸止め”というキーワードが表出してきました。


つまり、アゲ過ぎず、オトシ過ぎない。

すなわち、明るすぎず、暗すぎない。


ということは、

そこに、何かがあるのがわかる。

けれど、一見しただけでは、それが何であるかはわからない。


となれば、

その“何か”を発見したくなるでしょう。

そんな気持ちにさせてくれるDJなんです。


ワールド&アーシーな嗜好にして、

ピンポイント&アーバンなセンスは、

ヒップホップを共通分母に、どのような選曲を描くのでしょうか。

楽しみです!



…というような紹介をすると、

なにか、ストイックな

印象を抱かせてしまうかもしれませんが。。


翌日が休みの日には、そっとワインを、

寒さが厳しいときには、さりげなくホットコーヒーを差し出してくれる、

心優しい方なのです。



それでは、

2011年2月11日(金)、

MAMBO CAFEにてお待ちしております!



※今回は、会場の都合により、スタート時刻は22時となっております。



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「クラブ・ジャズ喫茶[モア] Vol. 5」


2011年2月11日(金・祝)

@MAMBO CAFE

22:00 - midnight

entrance: free


Guest DJ: DJ TERECO (ePod)

Resident DJ: 松本大輔 (More Project)


立春を過ぎても、まだまだ寒いこの季節。

今回のクラブ・ジャズ喫茶では“音楽の鍋”で、あなたをホカホカにします。

出汁のベースは、ゲストDJ、DJ TERECOの真骨頂であるヒップホップ。

そして、鍋を彩る具材には……

ヒップホップはもちろん、R&B、ディスコ、ハウス、ブレイクビーツ、

さらにはネタとなっている旧譜のジャズやソウルまで、

幅広い内容をご用意して、お持ちしております。


DJ TERECOが属するユニット・ePodは、

“dope”を逆さから捉えた概念を、直接に表現したネーミング。

クラブ・ジャズで、ヒップホップで、そしてePodな世界観をご堪能ください!



■DJ TERECO

1978年生まれ。17歳のときにターンテーブルを購入し、翌年にはDJを開始。

同じく18歳のころ、偶然通りかかったストリートで知り合ったダンサーによって、

ヒップホップとの、衝撃の出会いを果たす。以降、グルメ/酒における趣向と同じく、

オープンマインドかつパーソナルな感覚でレコードを掘り続けている。

また、サンプリングを中心としたトラック制作も展開中。

2010年、DJ TANOと共に、ユニット・ePodを結成。

ePod official web site: http://www.epod-jp.com



■Madlib - Madlib Medicine Show No. 5 - History Of The Loop Digga,1990-2000

■Anika - Anika

■Andrés - Andrés II

■Da' Enna C. / Natives From Da UndaGround - True To Rap EP

■Carlos Nino & Jesse Peterson - Turn On The Sunlight


iFLYER


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2011年1月28日金曜日

「Freedom time」 “NEW YEARS SESSION”




僕の、

2011年の

“クラブ・イベントはじめ”です♪


2011年1月29日(土)、

梅田はNOONで開催の

「Freedom time」です♪♪


レジデントDJは、

僕が最も尊敬するアーティスト、

Kyoto Jazz Massive

沖野好洋さん。


好洋さんは、

DJをしながら

楽曲も制作し、

レコード店、ESPECIAL RECORDS

経営されています。


さらに

テンポと同名のレコードレーベル、

ESPECIAL RECORDS

展開されているんです。


現在、

そのESPECIAL RECORDSから、

2枚のアナログ12インとレコードが

リリース予定です。


まずは、

2月初頭に発売予定の

タイトル:

A - Side

Stay Stay Stay

B - Side

Waves Of Love (Original Disco Version)

Waves Of Love (Deeper Mix)

アーティスト名:Isoul8


そして、

2月末に売り出される予定の

タイトル:

A- Side

Still In Love

Love And Live

B- Side

Destiny

Look Ahead

アーティスト名:Shuya Okino (Kyoto Jazz Massive)


リリースを直前に控えた

これらの楽曲が、

こんどの「Freedom time」で

きっとプレイされることでしょう!


それぞれ、リンクを貼っていますので、

試聴してみてください♪


予習して遊びに行くと…

“いつかかるのかなあ〜。。”

というワクワク感、

そして、

それがフリとなって生まれる

“きたきた〜!!”

という出合えたうれしさを抱くことのできる、

最高の時間となること間違いなしですよ♪


えっ!?

何時間も滞在して、

楽しみがそれだけって?


いえいえ。


今回は、なんとロンドンから、

豪華アーティストが来日します!


REEL PEOPLEの名で活躍する、

DJ・Oli Lazarus

ヴォーカリスト・Tony Momrelleです!!


彼らの、

絶妙なコンビネーションによる、

PAライブ=オケ+生のボーカルが繰り広げられます♪


彼らも、アルバムのリリースを控えています。

その「Golden Lady」の中からも、

きっとライブを披露してくれることでしょう!


ここで試聴できますが。。

こちらは、

ひょっとしたら予習不要で

楽しめる作品があるかもしれません。


アルバム・タイトルとなっている、

「GOLDEN LADY」は

実は、Stevie Wonderの楽曲です♪

(YouTubeで発見しました♪)



“クラブ”

という響きから抱くイメージ、

“イベント”

というワードが醸す印象。


それは、

いま、あなたの頭の中にある、

ということで、

事実です。


しかし、

「Freedom time」のおけるそれではありません。


1月29日、

NOONに行って、

ぜひ、真実を知っていただきたいです。


フロアに足を踏み入れると…

言葉のみによって想像するバーチャルな世界と、

現実の違いを感じ取り、

その時点で

反省と自責の念に苛まれることでしょう。


そして、

そこにあるサウンドに触れれば…

すでにダンスを始めているかもしれません…♪



それでは、

2011年1月29日(土)、

NOONでお会いしましょう〜♪


2011年1月27日木曜日

あけましておめでとうございます!(4)(結)

「あけましておめでとうございます(4)(結)」


(1)

(2)

(3)

と綴り…

やっと落ち着きそうです。。



(3)の後半は、

マクドナルドで書いていました。


ほかの作業と

並行して取り組んでいたので、

かなり長い時間、滞在していたと思います。


みなさんも、

外で、一人で何か作業したり、

考えごとをしたりすることがあるかと思います。


そんなときは、

意外と、マクドナルドが使えますよ。


コーヒー1杯、120円。

しかも、このコーヒー、おかわり自由なんです。

長時間の際は、ぜひ。笑


…こんなことを綴っているから、

長くなるのですね。。笑


本題に入ります。


(3)で記したように、

フルタニさんの招聘で、

digmeoutで開催の「CAP.NOTE」でDJをさせていただき、

DJにおけるスタイルについて、

さらに深めることができました。


そして、

「CAP.NOTE」の終了後に知らされた、

イベント「Freedom time」(Kyoto Jazz Massive・沖野好洋さん主催)

へのオファーが

実際に、僕のもとにやってきます。



ところで、

僕は、

沖野好洋さん、Kyoto Jazz Massiveを

音楽の師匠と仰いでいます。

そして、門下生である、

との念(おも)いと共に生きています。


そうした生き方のなかにこそ、

人間を人間たらしめるスピリットがあるのだ

という我が人生観から、

好洋さん、Kyoto Jazz Massiveを

羅針盤に定めているのです。


こんなとき、

Kyoto Jazz Massiveだったらどうするか、

こうなったら、

Kyoto Jazz Massiveならどういう風に捉えるか、

こうしたいときは、

Kyoto Jazz Massiveとしてどういう行動をとるか…

等々、

常に心の中で対話をします。


お2人にたいしては、

“あんな風になりたい”

といった種の、

“憧れ”

を抱いてるのではありません。


それでは、

もし、同じようなことを実現したとしても、

ただのフォロワーに過ぎません。


コピーをしただけでは、師匠にも迷惑です。

Kyoto Jazz Massiveとは、

模倣するような人間を生み出すような人物なのか

との誤解を招くからです。


(ちなみに、

哲学者・ヴォルテールは

“創造とは、思慮深い模倣のことである”

との言葉を残しています。)


新たな価値を生み出してこそ、

人間は評価される訳です。


価値を創出するに、

最も大事な存在が、

僕にとっては師なのです。



話を戻します。


「Freedom time」への出演が決まってから、

毎日、毎時、毎分、

選曲のこと、

「Freedom time」のことを

考えていました。


すると、

感じました。


初めて「Freedom time」に足を運んだその日から、

Kyoto Jazz Massiveの音楽と、

Kyoto Jazz Massiveが発信しているサウンドを

チェックし続けてきた僕は、

当然、

選曲に興味を持ちます。

DJの行為に興趣を抱きます。

そのなかで、

自分なりに、

選曲、DJの概念を打ち立ててきました。

ときに、自主的にコンピレーションを編んだり、

自宅で、仮想DJしたりしながら。。


そんなことをするようになってから、

10年以上の時間が経過し、

自身に、固有のスタイルが確立してきた、

との自負を抱き始めた00年代末期したが。。


「Freedom time」への出演機会をいただいたことで、

まだまだ余地がある、

ということを感得したのです。


僕にとって、

師=Kyoto Jazz Massiveの存在が、

どれほど大きく、

ありがたいものか、

ということを

あらためて感じました。


そして、

フォロワー/コピーでは意味がない

との精神をより強くし、

僕が展開すべき選曲とDJとは

というテーマのもと、

思索する日々が続きます。


そのなかで、

jaz'pressoさんのイベントに

参加させていただく機会をいただいたり、

まったくジャンルが異なるイベントでのDJを経験することで、

思索のための要素が

有機的に結びついていく実感を抱きました。


同時に、

自身の音楽遍歴をふりかえり、

我がライブラリからしか繰り出すことのできない

ポイント(=ジャンル性、時代性など)を探索。


また、

(3)で記した表現で言うところの、

“テンションが高いサウンド”をどのように組み込んでいくか、

逆に、自身のフィールドである“テンションが低い領域”の魅力を

いかに打ち出していくべきか

という角度でも、

意識的に思考を深めていきました。


そんな時間を経て、

「Freedom time」でのプレイに臨みました。


メイン・フロアでは、

好洋さんがDJをされています。


メイン・フロアで鳴り響いているのと

同じ楽曲を

同じ趣向で

プレイするのでは、

そこには何の思慮もありません。


同じ楽曲でも、

魅せ方=聴かせ方=選曲が異なれば、

模倣の概念を超えます。


テンション的には

低い領域をメインに打ち出し、

選曲で築くストーリーで

テンションを高めていくことに。


高いテンションを有するトラックをプレイするにも、

それと同レベルのテンションを持つトラックのなかに配列するのと、

低いところからジワジワ上昇させていくのとでは、

まったく世界観が異なる、

ということです。



またまた話が飛びますが…

門下生が帯びている重要な使命のひとつに、

師の存在を広める

ということがあります。


飛躍しますが、

“世界の四聖”と言われる人物でも、

弟子の行為なくしては

その存在は、後世に受け継がれなかったと言われています。


師の真実を

語り、

書いて

伝承していったのです。


この、

歴史が物語る哲理に照らして、

僕も

少しでも師の真実を

伝えていこうとしているのです。


その想いを

現場=イベントでのDJに置き換えると、

好洋さん、Kyoto Jazz Massiveがフロアで表現しきれない部分を

僕が描いていく

ということになりましょうか。


具体的に書きますと、

まず、先述しました、“テンションが低い領域”が

それに相当します。


そこから出発する選曲だと、

たとえフロアと同じ楽曲をプレイしようと、

フロアとは異なる世界観を築くことができる

ということは前にも述べました。


しかし、

現場での選曲は、

即興で展開していくもの。


オーディエンスのリアクションや、

前のDJと交代するタイミング、

はたまたバック・トゥ・バックなどで…

どうしてもテンションの高さを維持せざるを得ないときは…?


詳しいことは、

秘密主義ではなく、

企業秘密に基づく行動として(笑)、

触れようとしませんが。。笑


旧譜をメインに展開していく、

ということです。


そして、

プレイ・スタイルは…

これは(2)で記しましたが、

ひとつひとつの楽曲を

できるだけフルレングスでプレイするという、

可能な限り、

シンプルかつストレートに。。


実は、

このように形成したスタイルこそが

僕の主催イベント、

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」@MAMBO CAFE

のサウンドに関するコンセプト/テーマに

直結しています。



「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」では、

僕にしか構築し得ない音楽の世界を

創出していきますので、

ご期待ください!

そして、ぜひ遊びにきてください!!



「あけましておめでとうございます」、

やっと終わりました。笑


終わりと言っても、

始まりの挨拶なのですが。。笑



ここまでお付き合いいただいた方々、

ほんとうにありがとうございました!



今年も、よろしくお願いいたします!!




松本大輔 (More Project)

2011年1月25日火曜日

あけましておめでとうございます!(3)

「あけましておめでとうございます」

「あけましておめでとうございます(2)」の続きです。


新年のあいさつをタイトルに冠するには、

時期的に限界が近づいていますね。。笑

急ぎます。。笑



大阪メロンさんでのDJを機に、

DJとして打ち出していくべきスタイルが明確になった僕は、

以前から“うちでイベントしない?”

と声をかけていただいていたお店にたいする答えも、

明らかになりました。


そう、YESです。


けれど、準備はここからです。


スタイルは決まったものの、

内容に関するコンセプト/テーマ、タイトル、頻度…

考えるべきことが、山積していました。


しかし、

イベントをスタートする時期は決まっていなかったので、

じっくりと練っていきました。


すると、

スタイルに確信を得たのと同じ3月に、

digmeoutでのDJイベント「CAP.NOTE」に招聘していただきました。


マスター、フルタニさんからのご指名でした。



話が前後しますが、

フルタニさんとの出会いによって、

僕は、編集の世界に入ることができたのです。


もう、5年以上も前の話になります。。


フルタニさんは、クラブ・ミュージックに限定した

フリーペーパーとサイトを立ち上げようとしておられました。

そこで、ライターが必要となります。


そんなとき、フルタニさんが、

ご自身が立ち上げのときから関わっているイベント、

「Freedom time」に長年(1999年から!)足を運んでいる、

この僕を起用してくださったのです。


しかし、ただ単に、

お会いして、“やろう”となったのではありません。


そのときに、お見せしたテキストがあったのです。

それを見ていただいて、“おもしろいやん”と評価していただき、

媒体に参画することになったのです。


沖野修也さんによる架空のサントラ作品「BLACK FINGER」や、

Mondo Grossoの限定DVD「ヨーロピアン〜 」のレビュー、

吉澤はじめさんへの取材などなど。。


まさに、

僕の特性を活かすことができるお仕事をさせていただきました。

どれもが、刺激的な活動でした。


しかし、

最も刺激を孕み、歴史的であったのが、

フルタニさんにお見せしたテキストを制作するための

取材でした。


それは、

我が音楽の師匠・Kyoto Jazz Massiveの沖野好洋さんへの

インタビューだったのです。


僕は、

フルタニさんが媒体を作ろうとしておられることを

まったく知りませんでした。


なので、このタイミングは、

偶然なのです。


僕は、そのときに通っていた、

ライター養成スクールで課された宿題:インタビュー記事の制作

に取り組もうとしていました。


その記事は、

スクール生全員のものがまとめられ、

冊子になり、

来校している講師の方々=現役のエディターたちの手に渡り、

様々な人の目に触れることが約束されていました。


取材対象者のことを

たくさんの人たちに知ってもらえる絶好の機会。。

僕は、好洋さんの存在を少しでも広めたいという想いから、

インタビューを申し込むことを決意したのです。


しかし、ライターとして、まったく経験のない僕が、

いきなり取材をお願いして、

受け入れらるのか。。


緊張と不安が

身体の隅々まで支配しましたが、

思い切ってメールを送りました。


すると、すぐに返信が。

そこには、“お願いします”と。


すぐさま、

質問の準備に取りかかりました。


最も尊敬するアーティストですので、

聞きたいことが多すぎて、懊悩しました。


このことを聞こう。

じゃあ、まずこのことを質問しなくては。

ということは、ここも聞き逃せないな。。


思いつくままに、質問項目を作成。

そして、取捨選択。


たぶん、1週間くらい要しました。笑

時間かかり過ぎですね。笑

しかし、とにかく必死だったのです。。


そして、インタビューした結果。。

2時間半も経過していました。。笑

聞き過ぎですね。笑

言うまでもなく、必死だったのです。。


でも、無事、お話を聞くことができたのは、

すべて好洋さんのおかげでした。


一言一句を記憶してはいませんが、

若輩者の僕のことを、

それはそれは、あたたかく迎えてくださったのです。


ボイスレコーダーが、

声を読み取りやすいように配慮してくださったり、

時間が長くなると、

場所を変えていただいたり。

僕の質問がコアなため、

答えるに時間がかかりそうなときは、

「レコードでも見といて」と声をかけていただいたり。

(会場は、ESPECIAL RECORDSでした。)

ほんとうに、よくしていただきました。


先ほど、

詳しくは憶えていない、

と書きましたが。。


実は、このときの模様を、

カセットテープに記録し、保管しています。

ただ、いま聴き返す勇気はないです。。笑


そんな、

師の慈愛によって実現したインタビューを

今度は記事にしていきます。


これが完成するまでには、

1ヶ月以上が経過していたように思います。

必死すぎたのです。笑


時間を見つけては、

図書館、カフェに足を運び、

執筆を進めていきました。


繰り返しになりますが、

僕は、前出の冊子に掲載することを想定して

この取材を行ないました。


しかし、

文字数が多すぎて、

載せることが不可能になったのです。。


でも、

完成した記事を好洋さんにお見せしたくて、

そして、様々な人に読んでほしくて、

自身で冊子を作成しました。


その存在が、

先述の、フルタニさんが抱いておられた構想と

結びつくのです。


「何か、書いたものとかあるの?」

とフルタニさんに聞かれたとき、

僕は、手にしていた冊子をお渡ししました。


そして、“おもしろいやん”との感想をいただき、

媒体作りのメンバーに加わることになったのです。


僕の、

ライター/編集者としての経験は

すべてここから始まったのです。


好洋さんと、

フルタニさんのお陰で、

道が開けたのです。


お2人は、

恩人なのです。


「あけましておめでとうございます」(1)で、

僕は、決意や展望を発表することにたいして、

抵抗があると書きました。


しかし、

その想いを遂行しているようでは、

ただの秘密主義です。


けれど、

抵抗し続けてきた僕は、

発表する機会を見つけることが

なかなかできません。


強度に、不器用になっているのかもしれません。


ともあれ、

伝えたいとの気持ちを具現しようとする心的変化が、

このblogを始めた一因であることは確かです。


とても回りくどい言い方になってしまいましたが。。


僕は

恩人である好洋さん・Kyoto Jazz Massive、

フルタニさんに、

恩に報いたい、との一心なのです。


ここで、やっと話が戻ります。。


フルタニさんから、

digmeoutでのDJイベント「CAP.NOTE」への

出演依頼をいただきました。


もちろん、

いちいち標榜はしませんでしたが、

集客も、選曲も、

少しでもご期待にお応えしたい、との気持ちで臨みました。


そのお陰で、

自分の中での

DJとしてのスタイル、プリンシプルが、

さらに深化していきました。


digmeoutは、カフェです。

ダンス・フロアは存在しません。

ということは、このイベントで選曲には、

踊らせることが主眼に据えられていないのです。


まず、

頭の中で

テンションが高い曲をハネていきました。


すると。。

未だ、選曲候補に残っている楽曲に共通する性質こそ、

僕が最も得意とするフィールドであることが判ったのです。


ダンス・フロアにおける選曲の傾向に比して、

僕のセンスが好物として捉えるトラックのほとんどは、

テンションが低いのです。


しかし、

そのテンションの低さというのは、

あくまで、フロアの尺度から測られた結果であって、

僕にとっては、

最上のテンションを有するトラックたちなのです。


ということは、

いわゆる、テンションが低い領域のみで打ち出す選曲において、

僕だったら、

さまざまなカラーリングを施すことができ、

さまざまな角度で魅せることができ、

もちろん、その範囲内でテンションの起伏を生み出すことも可能なのです。


編集における道しるべだけでなく、

DJの方向性を発見する機会を与えていただいたのも、

フルタニさんだったなあ。。


DJ後、

そんな気持ちでお茶していると…。


「『Freedom time』の

2nd FloorでのDJのオファーを検討中やで」と。


聞くと、

好洋さんの意向のよう。


また、お2人によって、道が開けていくなあ。。


書くことも、

曲を選ぶことも、

お2人の恩によって、

その表現の場を得ることができました。


そんな僕の使命は、

執筆と

選曲で、

価値を打ち出していくこと。


そのように確信しています。



ところで、

かなり長くなっています。。笑


ということで、まだ続きます。。笑



(「あけましておめでとうございます!(4)(結)」)