2012年3月11日日曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 19」


2012.3.9に敢行した“Vol. 18”からの3回は、
<クラブ・ジャズ 春の三番勝負>として開催中。

まずは、
コンテンツについて…。


文字通り、
・テーマ:春
・形式:対戦
でお送りします。

・テーマについて…
 3ヶ月とも季節は春ですが、
 さらに、それぞれの月に存在する要素を盛り込んで
 選曲を実施。

・形式について…
 演奏家 vs. 選曲家 という構図で展開し、
 異なる視点(=聴点)から紡がれる春サウンドを
 アウトプット。

Resident DJの僕は、
選曲家=DJとして出演します。

対するは、演奏家=ベーシスト。
当イベント最多出場なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか…
ウッドベース奏者・岡本洋平君 (Nuovo Classico)が
ブースに立ってくれます。


4月のエッセンスは、お花見。

現時点=2012.3.11では、
開花予報によると、
満開は4/7。

だとすると…
Vol. 19開催日=2012.4.13 FRI前後は、
桜吹雪な日々かもしれません。。

ですが、
気温的には、
このあたりが気持ち良さそうですね。

ということで…
4/13は
昼~夕刻は外で桜の花を、
夜はMAMBO CAFEで、音の花びらをお楽しみください♩

選曲のテーマは、
お花見=日本のオリジナルなカルチャーということで、
国産限定セットを展開します★

モダン期と呼吸しながら成熟していった、いわゆる和ジャズ、
その延長に位置する、現代のジャズ・バンドが繰り出すアンサンブル、
そしてDJ文化に根ざした、ハウス~ブロークンビーツ~クロスオーバー…
と、幅広いセレクトを指向します。


岡本君は、
和ジャズを中心としたセットになるそうです。

ホーム・リスニングにぴったりな、[モア]な楽曲から、
イベントでは決してかけることがないであろう、ディープな作品などなど、
国産ジャズの多面性を紹介してくれることでしょう。


となると、僕が取り組むべきは…
我が音楽の教師・Kyoto Jazz Massiveと
Root SoulやSleep Walker、DJ Kawasakiをはじめとする、
Kyoto Jazz Massiveコレクティヴな内容でしょうか!?

…と、ここまで発表したので、
選盤しつつ、ピックアップした楽曲を
twitter(matsu_more)でアップしてみようかなと思っています。
(#nowplaying + タイトル + アーティスト名)

また、直前には、
岡本洋平君との“前哨戦トーク”も掲載する予定ですので、
お楽しみに♩♩



*イベント直前トークはこちら♪



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More Project presents
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 18, 19, 20」

2012.3.9 Fri. / 2012.4.13 Fri. / 2012.5.11 Fri.

MAMBO CAFE (Umeda. Osaka)
20:00 - midnight
Entrance: free=入場無料

演奏家=ベーシスト=Guest DJ: 岡本洋平 (Nuovo Classico)
選曲家=DJ=Resident DJ: 松本大輔 (More Project)


演奏家 × 選曲家による、
“クラブ・ジャズ 春の三番勝負”


-March-
時おり頬をなでる、
暖かなそよ風をローズの音色で比喩。
新・旧/ジャンルを問わず、
あらゆるサウンドからローズを抽出します。

-April-
日本に固有の文化・花見が真っ盛りの卯月を
国産限定セットで。
いわゆる和ジャズから最新のクラブ・ジャズまで、
幅広いセレクトで日本のジャズをプレゼンテーションします。
“花より団子”な方にも満足の、音の花弁の数々をーー。

-May-
新緑=植物が躍動する様を、
ずばりダンサブルな楽曲で表現。
それぞれが薬籠中の物としているサウンド=
岡本:ウッドベース含有曲/松本:ブロークンビーツ含有曲
で、春のクラブ・ジャズ決戦を締めくくります。


■岡本洋平 (Nuovo Classico)
ベーシスト。13歳から、兄の影響でベースの演奏を開始。ウッドベースとの出合いを機に、ジャズと急接近する。大阪大学在学時にはジャズ研に所属し、バンド・jazzactiveを結成。オーサカ=モノレール、native、jaz'persso、小林径など、蒼々たるミュージシャン/DJとの共演を果たす。2011年には、ピアニスト・杉山悟史と共に,ジャズ・バンド・プロジェクト“Nuovo Classico”を発足。内容/シチュエーションによって様々なメンバーを起用し、ピアノ・トリオとして、またボーカリストのバックとして多岐に渡る活動を展開中。"nuovo""classico"とは、それぞれイタリア語で“新興”“古典”との意味を持ち、ジャズにおけるクラブ/ストレートアヘッド両スタイルの、演奏/精神の真の融合と創出をコンセプトに掲げている。1986年生まれ。山口県出身。オフィシャル・ブログ http://www.jazzactive.net/blog/


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【回想】「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 18」


2012.3からの3ヶ月間は、
“クラブ・ジャズ 春の三番勝負”と銘打った内容を
送りしています。

先日、開催したVol. 18は、
その第一弾。

今月=3月は、
春への移ろいに発生する、
三寒四温な日々が続きます。

そのなかで、やはり春らしい、
暖かいそよ風をイメージした選曲ということで、
ローズ・サウンドが含まれている楽曲に
フィーカスすることにしました。


一番手は、僕。

最初は、
ビートレスな曲を連発しました。

太鼓がないうえに、
時に歌もなく、
さらにベースも存在しない…
“ローズそのもの”な作品を連続でプレイ。

そんな、超低空飛行を続けていると…
いつの間にか、会場内の照明が絞られていました。

普段も、通常営業のそれよりは明度を抑えたライティングなんです。
けれど、今回はそのタイミングが絶妙であり、
かつ、そこに広がるサウンドが相まって…
普段に増して、ディープな空気が漂っていました。


2ndセットの途中からは、
一気に高度を高めることに。

しかし、極力、
ビートでつなぐことはしませんでした。

被せるタイミングはありましたが、
それは、飽くまで、ローズを魅せるため。
常にアトモスフィア重視のミックスで展開していきました。

ドラム・ブレイクで移行する場面もありました。
が、それは、その作品のイントロにブレイクが存在しているときに限定。

なので、リスナーの皆さんには、
取り上げた作品のほぼすべてを、
プレーン=フルレングスで聴いていただけたと思います。


一方の岡本君は…
出だしは、いわゆるジャジーなエッセンスを基軸にプレイ。

僕がかけたのは、
ほとんどがこの10年以内のプロダクトでしたが、
部分的に、そのルーツにあたる70年代のサウンドも盛り込みました。

その淵源となるサウンド、
おそらく、モダン期のジャズに含まれるローズを
岡本君は探索/披露。

かと思えば…
美麗なグラデーションのなかで、
Hajime Yoshizawaによるプログラミングを用いたリワークや
Yesterdays New Quintetが手がける、100%打ち込みの音像をプレゼン。

そのなかには、
僕のライブラリにも含まれ、
この日、持ち込んでいたものもありました。

さらに、
そのなかで、
彼に先にプレイされた楽曲があるということは…
ある意味、負かされたのでしょうか!?

と、
“対戦”のことばかり意識しているヒマはありません…。

岡本くんは、
すでに、ウッドベースがフィーチャーされている曲や
変拍子を持つ音律を登場させていました。
しかも、ローズを外すことなく。。

これは、三番勝負における、
4月・5月へのモーション=布石と解していいでしょう。

僕も、
さっそく選曲にとりかかります。


次回=Vol. 19は…
日本文化に固有の“花見”にちなんで、
国産限定セットを披露します♩

和ジャズはもちろん、
現代のクラブ・ジャズ・バンド、
そしてクロスオーバー/ブロークンビーツ~ハウスなどなど…
岡本洋平 + 松本大輔で包含し得る、
あらゆるジャパニーズ・サウンドをピックアップ。

フライヤーにも書いたのですが。。
“花より団子”な方々にも満足していただける、
音の花弁をお楽しみください~♩♩


*2012.4.13 Fri開催
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 19」

2012年3月6日火曜日

「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 18」直前トーク


毎月、第二金曜に開催している、
我がイベント「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」。

今月=2012.3.9 Friからの3ヶ月間は、
“クラブ・ジャズ 春の三番勝負”と題した
シリーズ展開でお送りします♩

ゲストDJは…
ジャズ・バンド・プロジェクト、
Nuovo Classicoのベース担当・岡本洋平君。

彼は、[モア]とは、
非常に縁(えにし)深き人物なんです。

初めてゲストDJを務めてくれましたし、
また、一周年記念の折にはバンドとして出演してくれました。

なので、恒例の事前インタビューにも、
二度、登場してくれています。

(*2011.10.11掲載 Nuovo Classicoインタビュー


ということで、
今回は趣向を変えまして。。

イベント直前の、
僕 × 岡本君の打ち合わせをアップします★

“三番勝負”を繰り広げる前の、
“前哨戦”(!?)たるトークをどうぞ。。笑


*****


松本大輔 (More Project)(以下・松): 
今回の選曲は、僕は、
メロウ/ソフトな感じでいこうと思っています。 
タロ(岡本くん)は??  

岡本洋平 (Nuovo Classico)(以下・岡): 
そうですね、クールとスピリチュアルが大きなイメージです。  

松:じゃあ、テンポ的にはゆっくりな感じ?

岡:テンポはスロー、変拍子もありかなと思っています。  

松:俺も、ゆっくりなリズムの楽曲が多くなる予定。  
  でも、この前、Seeedに行ったことで、ちょっと違う要素も加えたくなってきた。  
  (※Seeed:中崎町にあるレコード屋さん)

岡:それは、僕が試聴してたのを聴いて、ということですか?  

松:そうそう♩  
  タロにいろいろオススメしている、店主さんのトークにも影響されました。笑  

岡:長門さんはめちゃめちゃジャズ好きで、いつも良い音楽を教えてくれるんです。
  なので、あのお店は大好きですね。  

松:また一緒に掘りにいこう。
  さて、今月の「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」はローズ限定だけど… 
  明らかにローズを再現したい音色を放っているシンセや、 
  甘いトーンのキーボード・サウンドなど、 
  “亜ローズ”なキーボードは取り込もうかなと。
  ローズ限定にしたのは、僕的には、そのサウンドが、春の暖かいそよ風だと感じるから。 
  なので…風の強さ的には、 春一番なキーボードまでアリかなと。笑  

岡:深いですね!
  僕は、ローズに完全にしばると、
  全体で聴いたときに、本当に好きなサウンドというのがかなり減ってしまうと思って、
  はじめからそれに類するキーボードサウンドも含めて考えていました!  

松:なるほど。
  では、セット別に音色を変えていく、というのはどうかなあ?  
  また、どんなタイムテーブルでいこう??  

岡:それも面白いですね。
  僕も大胆に雰囲気変えたいなぁと思ってます。
  2回ずつぐらいまわしますか?  

松:そうやね。そんな感じでいこう。
  僕は…
  ・ストイック~メロウ/ソフト
  ・ダンサブル~クラシックス  
  って感じかな。
  タロちゃんは?  

岡:生音メインと、打ち込みメイン
  というくくりで選別しようかなと思っています。  

松:おもしろそう♩
  こうして、やりとりしながら思ったけど、
  対戦というか、俺たち vs. ローズ/キーボード っていう、
  タッグマッチな感じ?笑  

岡:そう考えた方が良さそうですね。笑
  かなりソフトにじわじわ効いてくる感じの長期戦になりそうですね!  

松:マニアックに攻める…
  寝技の攻防かのような、じわじわ感かも。笑  

岡:寝技!笑
  でも、ほんと一晩ローズを聴いたことなんて無いので、楽しみですね。  
  あ、ローズ好きの松本さんはあるかもしれないですが。笑  

松:さんざん聴いた挙げ句、
  寝言で「ローズ弾いて」って頼むらしい。笑  

岡:その寝言は有名ですよ。笑  

松:恥。。 
  ともあれ、 今回はよろしくです!  

岡:こちらこそ、よろしくお願いします!
  僕も寝言が出るくらいどっぷりやります!  

松:気が早いけど。。
  三番勝負(3, 4, 5月の「クラブ・ジャズ喫茶[モア]」)を終えたときに、
  三番=3つのテーマをすべて体現する曲を集めた、 
  “究極の春コンピ・チャート”の制作なんてのも、おもしろいかもね~♩  

岡:おお~いいですね、ぜひやりましょう♪  

松:また詰めましょう!
  3ヶ月、長き戦ですが よろしくお願いします!  

岡:自分自身のブログにもちょっと書いたんですが、
  この3ヶ月で、"DJ"とバンドでの"ライブ"の感覚を近づけることができたら良いなと思っています。
  よろしくお願いします!  

松:すなわち、“生”ならではの感覚ってことかな…?

岡:そうです!

松:楽しみにしています!  


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More Project presents
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]Vol. 18, 19, 20」

2012.3.9 Fri. / 2012.4.13 Fri. / 2012.5.11 Fri.

@MAMBO CAFE (Umeda. Osaka)
20:00 - midnight
Entrance: free=入場無料

演奏家=ベーシスト=Guest DJ: 岡本洋平 (Nuovo Classico)
選曲家=DJ=Resident DJ: 松本大輔 (More Project)


演奏家 × 選曲家による、
“クラブ・ジャズ 春の三番勝負”


-March-
時おり頬をなでる、
暖かなそよ風をローズの音色で比喩。
新・旧/ジャンルを問わず、
あらゆるサウンドからローズを抽出します。
*3月詳細はコチラ

-April-
日本に固有の文化・花見が真っ盛りの卯月を
国産限定セットで。
いわゆる和ジャズから最新のクラブ・ジャズまで、
幅広いセレクトで日本のジャズをプレゼンテーションします。
“花より団子”な方にも満足の、音の花弁の数々をーー。

-May-
新緑=植物が躍動する様を、
ずばりダンサブルな楽曲で表現。
それぞれが薬籠中の物としているサウンド=
岡本:ウッドベース含有曲/松本:ブロークンビーツ含有曲
で、春のクラブ・ジャズ決戦を締めくくります。


■岡本洋平 (Nuovo Classico)
ベーシスト。13歳から、兄の影響でベースの演奏を開始。ウッドベースとの出合いを機に、ジャズと急接近する。大阪大学在学時にはジャズ研に所属し、バンド・jazzactiveを結成。オーサカ=モノレール、native、jaz'persso、小林径など、蒼々たるミュージシャン/DJとの共演を果たす。2011年には、ピアニスト・杉山悟史と共に,ジャズ・バンド・プロジェクト“Nuovo Classico”を発足。内容/シチュエーションによって様々なメンバーを起用し、ピアノ・トリオとして、またボーカリストのバックとして多岐に渡る活動を展開中。"nuovo""classico"とは、それぞれイタリア語で“新興”“古典”との意味を持ち、ジャズにおけるクラブ/ストレートアヘッド両スタイルの、演奏/精神の真の融合と創出をコンセプトに掲げている。1986年生まれ。山口県出身。オフィシャル・ブログ http://www.jazzactive.net/blog/


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