2012年8月7日火曜日

インタビュー:池之上義人 (ジャズ喫茶 jamjam)



2012.8.10 Friに開催の、

同イベントに
スペシャル・ゲストDJとして出演していただく、
ジャズ喫茶 jamjamのマスター・池之上義人さんへのインタビューを
お送りします♪

今年(2012年)5月に還暦を迎えられ、
ますます渋味を増し、
ますます滋味を深め、
ますますパワフルなマスターから発せられる言々句々は…
すべてのジャズ愛好家が刮目し、
精神の奥底に刻むべきスピリットにあふれています。

早速ご覧ください!



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■マスターとジャズ

__ジャズとは、いつ、どのように出合ったのですか?

大学時代に初めて行ったジャズ喫茶で、コルトレーンを聴かされて打ちのめされました。それからは、寝てもジャズ、起きてもジャズでしたね。写真の仕事をしながらも、ファインダーには常にジャズがありました。

__好きなアーティスト/楽曲/LPはありますか? また、それはなぜなでしょうか。

好きと言えるものは数えきれませんが、敢えて言いますと“ジョン・コルトレーン”(アーティスト)かな? その「至上の愛」。誰もが知ってるLPです。理屈じゃないですね。未だに理解できないです。 


■マスターとジャズ喫茶

__ジャズ喫茶をオープンしようと思ったキッカケは?

まあ、若気の至りでカメラマンを目指していたんですが、ドロップアウト。初めてのジャズ喫茶経験から、そのイメージがいつも頭によぎっていました。就職してからもジャズ喫茶通いが続き、気がつけばジャズ喫茶を始めていた。〝当然なるようになった”ということでしょうか。

__“jamjam”というネーミングには、どんな想いが込められているのですか?

ジャムですね。いわゆる苺ジャムです。「人種、イディオロギー 、宗教を超え、ジャズという中でごちゃ混ぜになって楽しもう」不遜ながら、そういう気持ちからネーミングしました。同じ語句の繰り返しは覚えやすいように(笑)。

 __現在の、お店の形態や特徴を教えてください。

店の形態は〝ド・ジャズ”を大音量で聴いていただくこと。コーヒー、アルコールを飲みながら、思いっきりジャズに浸っていただくことですね。中途半端にレコードはかけません。真剣勝負でかけています(疲れますけどね)。


■マスターと選曲/DJ

__お店の選曲について、テーマはありますか?

ジャズ喫茶として皿を回す時には、メインストリーム物を中心に載しています。DJ時でもそうですが、緊張と弛緩はいつも冷静でいるつもりです。テーマとしては“生きるジャズ”でしょうか?

__なぜDJをしようと思ったのですか?

30数年間ジャズ喫茶をしていますが、DJイベントを初めて体験し、「あっ、僕のしたかったことはこれだ!」と気づきました。ジャズの楽しさが、ダイレクトに伝わってきたんです。

__DJをされるときのテーマを教えてください。

ジャズは決して古きにあらず。いつも進化し、人に活力を与えてくれるもの。そう信じて回しています。


■マスターの人生

__マスター人生において、忘れられない人や事はありますか?

60年生きてきましたから、それなりにややこしい事や素晴らしい出会いなどありましたね(笑)。ジャズ喫茶で聴いた「至上の愛」コルトレーン)。ラジオから流れてきた「エクスプロレーションズ」ビル・エバンス)。この二つの出会いが今の僕です。あと、儲けにもならないジャズ喫茶を続ける僕を応援してくれた彼女たち(故人)。

__長きにわたって、ジャズ喫茶を運営してこられました。なぜ続けることができたと思いますか?

いつも、「もう辞めよう、辞めよう」と思っていましたよ。でも「僕の出来ることはこれしかないし、二足のわらじは履きたくいない」「ジャズで生きよう」と思って続けています。


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マスターに出演いただく
「クラブ・ジャズ喫茶[モア]-RENEWAL SPECIAL-」は、
日時 2012年8月10日(金) 20時~
会場 MAMBO CAFE
です。

ぜひお越しください!!


詳しくは…